ミナミヌマエビ簡単繁殖法【ミナミヌマエビの飼い方】

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ラクしてミナミヌマエビの繁殖を楽しもう作戦

 
 他ページては色々とミナミヌマエビを繁殖させる方法などを記載しましたが、ミナミヌマエビは初めて飼育する方でも容易に増やす事が可能です。
 このページではミナミヌマエビを単独飼育し、簡単にラクして飼育し、繁殖させる為の飼育方法(飼い方)を下記に記載致します。

 用意するものは基本として下記の飼育用品です。
 可能であれば、先に器具を購入し、水を注ぎ「ろ過」を開始して、準備が出来たあとにミナミヌマエビを購入しましょう。

ミナミヌマエビ飼育のオススメ品

45cm水槽以上の水槽–スリム水槽
底面マット–水槽のサイズにあったゴムマット (水槽セットが良い)
水槽のフタ–水槽の空いたスペースに適合するサイズを
ろ過装置・上部フィルター–上部フィルター トリプルボックス450
上部フィルターの吸込口にスポンジフィルター–他製品用の円筒フィルターを代用
ジャリ–シュリンプ一番サンド2L
エアーポンブ–水作・水心SSPP-2S
投げ込み式フィルター–コトブキ ろ過ドームS
水草–ウィローモス、アヌビアスなど




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 45cm以上の水槽でミナミヌマエビを単独飼育する場合は、ミナミヌマエビ飼育にしては水の量が多い為、水が汚れにくく、金魚飼育などのように頻繁な水交換も不要で比較的「ラク」です。
 水槽と上部フィルターは「セット品」で購入しても良いです。
 上部フィルターの吸込口につけるスポンジフィルターですが、通常の上部フィルターだと吸込口から稚エビが侵入してしまう構造になっています。吸い込まれた稚エビの一部は、上部フィルターのろ過部分でなんとか生息しますが、捕獲は難しく、ろ過装置清掃などの際にどうしても命を奪ってしまうことになります。その為、目の細かいスポンジフィルターを吸込口にセットすることが大切になります。ただ、上部フィルターにはオプションとしてスポンジがない場合がほとんどなので、吸込口のサイズに合うスポンジは皆様で試行錯誤して頂くしかありません。
 小生の場合は、トリプルボックスの吸込口を外して、ストレーナーの先端に他製品用の円筒のスポンジを付けて対応しています。 
 なお、トリプルボックスは、本体を動かさずにそのまま吸込部分を水中から上に引き上げることができる為、スポンジ清掃なども簡単です。
 夏場の水温上昇の酸欠に備えて、エアーポンプにて空気を水中に送りますが、ただ空気を送るだけではもったいないので、投げ込み式フィルターにエアーチューブを接続して、浄化用のサブフィルターとしても活用させることをオススメ致します。このエアーポンプを使うに当たっては、水槽の底に溜まりやすい汚れを拡散させ、汚れが一部分に溜まりにくくする役目も果たしてくれますので、是非オススメ致します。
 投げ込み式フィルターはお好みの物で良いかと存じますが、あえてオススメするならコトブキ ろ過ドームS なんていかがでしょうか?
 エアーポンプは別ページでも宣言していますが水作の水心シリーズがオススメです。投げ込み式フィルター1つに空気を送るだけなら、SSPP-2Sで充分です。
 最後に水槽の底面に敷く砂利を入れたら、底面マットを水槽の下に挟んでから水を注ぎます。水はカルキ抜きもしっかりと行いましょう。
 この時点では水は、砂利から出る汚れで「濁る」と思いますが、フィルターを稼動させれば12時間後には濁りも消えると存じます。
 水の濁りが消えたら、水草などを入れましょう。濁りがあるうちに水草を入れると、水草に汚れが付いてしまい景観が悪くなる場合があります。

新しく水槽を立ち上げた場合

 水槽の水が汚れる原因の一番は、魚やミナミヌマエビが出す「フン」です。
 しかしながら、ミナミヌマエビのフンは大変小さいものなので、水が汚れにくいとも言えるのですが、新しく立ち上げた水槽においては、バクテリアによる生物ろ過の循環機能が発揮されるまで、金魚飼育などとは異なり、かなり日数を要することになります。
 その為、本来なら、金魚飼育などをしている水を分けて、ミナミヌマエビ専用水槽にも30%以上入れて、水槽を立ち上げるとバクテリアの繁殖もしやすいのですが、バクテリアが存在しない水から立ち上げると、バクテリアのエサとなるフンが少ない為、バクテリアが充分に増えるまでかなりの日数を要すると考えられます。バクテリアが少ない状態だと、水は死んでいると言っても過言ではなく、ミナミヌマエビが早死にする可能性が高くなるのです。その為、全く初めて水槽を立ち上げると言うの場合には、最初かなりのミナミヌマエビ★を出してしまうことある程度覚悟する必要があるかと存じます。
 ミナミヌマエビを購入した際にビニール袋に入っている水は、本来なら病気を水槽に持ち込まない為捨てるのが良いのですが、全くの新規立ち上げの場合に関しては、その水は貴重なバクテリアが存在する水なので、汚れていても水槽に入れてみましょう。
 水草などはできればミナミヌマエビを入れる前にセットして置くと良いです。

水換え(水交換)

 飼育する量にもよりますが、ミナミヌマエビ単独飼育の場合、基本的に水換えは小規模で大丈夫かと存じます。
 ただし、ミナミヌマエビは金魚や熱帯魚などと比較すると、水質変化に弱いなど、生命力は高くない生物ですので、適切な状態でも★になる個体が出るのは止むを得ません。立て続けに★があったからと、水を大幅にいじるのは良くありませんので、辛抱強く飼育環境において一番適切と思われる方法を見つけましょう。
 小生の場合は、ジャリは水質変化がおきにくい、エビ用のジャリである「シュリンプ一番サンド」を使用して、水の減った分は気が付いたら補給。水交換は1ヶ月に1回30%前後で実施です。

夏場の水温に注意

 ミナミヌマエビは水温が高いと★になります。
 小生の経験上では水温32℃が限界です。その為、夏場は日陰や涼しいところに水槽を設置するなど、水温が上がらない工夫をしましょう。
 もし、夏場に★になってしまった場合は、もともと1年程度の寿命であることからも今回は諦めて、水槽をリセットして秋からの飼育に挑戦して見てください。

メダカなどとの同居

 ミナミヌマエビだけでは何か物足りなくなったら、メダカとの同居をオススメ致します。
 メダカなら価格も安く、エサを食べる量も少ないので、費用もそんなに掛からず追加できます。
 メダカとミナミヌマエビがケンカすることもほとんどありません。水槽の上部にはメダカ、低部にはミナミヌマエビと住家もうまく別れて共存できます。メダカの死骸もミナミヌマエビが食べてくれますので、手間要らずです。
 ただし、ミナミヌマエビの繁殖を楽しみたいのであれば、メダカなど、他の魚との同居は出来る限り避けましょう。

ミナミヌマエビは良く死にます

 ミナミヌマエビの寿命は1~2年です。
 その為、30匹購入しても、平均して1ヶ月に2~3匹前後は★になると考えて良いです。
 購入してすぐに★になったからと、もともと販売先の管理が悪かったのではと考えるのは間違えですし、1週間に何匹も★になったからと、飼育方法がおかしい、自分には向いていないなどと考えるのも間違いです。もともと、弱く★になりやすいと言うことを念頭に置いてミナミヌナエビをお楽しみ頂けますと幸いです。


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