茶畑に立っている扇風機は何のためにあるのか?

茶畑の扇風機

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茶園や茶畑には、必ずと言ってよいほど、細い電柱のてっぺんに「扇風機」が設置されています。

我々、人間が扇風機を利用する時は、夏など暑くて過ごしにくい時などに「涼む」ために使用します。
茶畑も同様かと考えるのは早計でして、実はお茶の畑にある扇風機は、お茶の木を「暖める」ために使用します。

どういうことかと申しますと、お茶の木に新芽が芽吹くころ、すなわち3月頃から5頃までの一番茶の季節となりますが「霜」(しも)が発生する場合があります。
霜は氷の結晶で、夜間、風がほとんどないときに、放射冷却となり地面付近の空気が冷えて、空気中の水蒸気が地面などで霜柱などになる訳ですが、お茶の木は低い低木ですので、この霜が新芽を凍らせてしまうことがあります。
マイナス2~3℃となると、新芽の組織や細胞は凍って枯れてしまい、お茶の収穫ができなくなる可能性があるのです。

ただし、この放射冷却が起こっているとき、逆転層となっていて、地表から6m~8mほど高いところにある空気は、5℃以上も気温が高いことが多いのです。
そのため、霜が発生しないように、6mくらい高いところの空気を地面に向かって送り込むため、このように茶畑には扇風機が設置されていと言う事になります。

農作業されている方の間では「防霜ファン」「霜害防止システム」なんて呼びます。

扇風機を使う前は、茶株のまわりを保温性の高い黒い資材で覆ったり、古タイヤ・まき などを畑で燃やして気流(風)を起こしたり、あえて水をかけ茶葉を凍らせて0度の状態にして霜害を防いだりしていたそうです。
しかし、これでは夜間で寒い中、農家の方にとっては大きな負担となっていたのですね。
防霜ファンを設置したことで、晩霜が予想される日も安心して寝ていることができるようになったのです。

以上、茶畑の扇風機の話でした。

 

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