小生の金魚飼育概念
1. 忙しい現代人に適した管理の手間を軽減した金魚の飼育法
2. 狭い日本の部屋に対応した設備・装置と省電力性
3. 日本の環境に適している日本古来からいる魚類の飼育
4. 幼児・子供へ「命」の大切さの教育
概念(コンセプト)は上記の通りです。
まず狭い部屋に水槽を置くスペースを考え、メジャーを使ってきっちり計りました。その結果我が家では幅45cmの水槽が適切でした。本来なら60cm水槽が良いことを重々承知致しておりますが、止むを得ません。水槽の価格的にも45cmも60cmは大差がないので、設置場所さえあれば60cm水槽がオススメです。
そして、手間をできる限り省いて飼育するには「維持」をラクにする事が重要です。その為、塩水調整の手間が掛かる海水魚ではなく淡水魚にしました。淡水魚と言えば、子供にも分りやすく鑑賞性も高いい「金魚」てす。もっとも小生の場合は子供がいなければ魚を飼育することは考えませんでしたので、安い金魚で充分です。
金魚は毎日の散歩も不要で、自宅内で飼育できるとあって、犬やネコよりは手間が掛かりません。また、泣いたり吠える事もありませんので、近所迷惑にもなりません。
毎日のエサあげはどんなペットでも必需ですが、金魚ならエサあげタイマー(自動給餌器)を使用して、その手間を減らすことも出来ます。(当方は子供にご飯を食べる重要性も教える為、そこまではしていませんが・・。)
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金魚飼育を始められる多くの方は、金魚を金魚すくいで取ったからと言う動機が多いと存じます。しかし、我が家ではまず水槽などの飼育用品を購入してから、金魚の確保へと計画的に入りました。
魚飼育での手間は「水替え」と「清掃」です。これが一番時間も要します。
通常、水替えは2週間に1度、1/3程度の水を交換すると言われていますが、この手間が忙しい現代人にとっては大きな障害となります。
そこで小生は、できる限り水交換をしなくても良い環境を目指しました。
1つは「ろ過能力」を向上させる事です。45cm水槽は約35リットルの水量な為、大きな水槽より、当然、水質が悪化しやすいと言う理由もあります。
その為、浄化能力が高い上部フィルターを採用し、当初は更に底面フィルターを連結させました。
そして、エアーポンプから単純にブクブクとエアレーション出すだけではもったいないと存じ、エアレーションを、小型の投げ込み式フィルターに繋ぎ、サブフィルターにもしました。
上部フィルターもエアーポンプも4~5Wと省電力です。
しかし、結果的に、ジャリの下に埋める底面フィルターは清掃が大変手間がかかるなどの理由から現在、底面フィルターは使用せずに、メインのフィルターは上部フィルターのみとなっています。
その為、清掃面やろ過能力を考えると、やはり上部フィルターが忙しい我々には最適だと存じます。
なお、底面フィルターのかわりに水質維持がラクになる楽天で販売されている 亜炭(あたん)を追加していますので、念のため記載させて頂きます。
最後に飼い易いと言う観点からも、日本の環境に昔から馴染んでいる魚類を選択しています。
1つは金魚(和金)、そしてミナミヌマエビ、メダカなどです。日本に昔からいると言うことは日本の季節変化にも慣れている為、熱帯魚のように冬季水温を暖めるなどのヒータ購入や電気代が不要となります。
そして、小生が子供に最も教えたかったこと「命」の大切さです。金魚を飼い始めて、4歳の娘も色々学んだことがあったと思います。
エサを一生懸命食べないと大きくならない=食事が大切と言うこと。
病気になると死んでしまう=死んでしまった者は2度と生き返らず、残された者は悲しいと言うこと。病気にならないよう日頃から、手洗い・うがいなどの努力をすること、亡くなった者を丁重に弔うこと。
金魚を網ですくおうとしても、金魚が逃げてなかなか捕まえられないこと。
金魚を手ですくう際に、強く握ってはダメなこと。優しく手ですくうこと。
これらは、このような生き物を飼わない限り、子供には分らないでしょう。
飼育する楽しさまではまだわからないと思いますが「自分がエサをあげる」と毎日エサあげをしてくれています。(しばらくの間は・・。)
世の中、子供が大人を殺害するような事件もよくニュースで目にしますが、少なからず我が家の子供には「生命の大切さ」の教育になっていると自負するこの頃でございます。