金魚にあう水草の一覧表【金魚の飼い方】

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金魚にとって水草とは?

 金魚(魚)に取って、水槽に水草があると言うことはどうゆうことなのだろうか?

 例えば金魚の隠れ場所=落ち着ける場所と言うことになると、人工的なテトラポットや土管の中よりも、水草と水草の陰の方を好んで選ぶ。
 その他にも、金魚にとって水草があると良いことが多い。水草は、腐敗の原因となる水中の栄養素を取り入れ水質を良くする。そして、金魚とって必要な酸素を放出する。ただし、酸素を出す為には二酸化炭素と光(ヒカリ)が必要となる。
 水草の種類によっては「二酸化炭素」が十分ないと育たない水草もあり、水草愛好家などは二酸化炭素ボンベを購入して、水素内に二酸化炭素を放出している。
 エサが十分であれば水草を食べることはあまりないが、金魚が食べられる水草は金魚の非常食にもなる。また、水草の種類によっては、金魚の産卵場所となる。
 このように水草は金魚にとってやすらぎを与える存在となりうる。

 デメリットとしては、どんな水草でも最低限「光」が当たらないと枯れてしまう。その為、1日数時間でも良いので光が必要。日光が当たると水中の殺菌作用もあるが、コケが育つ原因にもなる。日光が無理であれば、人工的に蛍光灯や電灯で照らしてあげる必要がある。人工的な電気では日光ほど光力が強くないので、長時間当てる必要が出てくる。
 また、水草は日光がない夜間には若干だが酸素が必要となる。その為、水草が大量に入った水槽では、夜間、エアレーションがないと金魚は酸欠になることも。
 水草が腐れば、その分、水も汚れるのは仕方ないところ。




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小生がオススメする水草類

 小生は地球温暖化の原因となる二酸化炭素をわざわざ購入してまで添加するのはいかがなものかと考え、二酸化炭素の添加を行わなくても育つ水草、肥料を使わなくても育つ水草=手間の掛からない水草を選択している。
 例えば、20W照明を使えば、1日8時間点灯として年間約1200円の電気代となる。
 その為、照明をつけなくても良い、日光が程ほどにあたる場所に水槽を設置し、できる限り自然の力のみで維持している。その結果、茶コケ対策は必要となっているが・・。

 アヌビアス・ナナ

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 丈夫な葉は金魚に食べられることはない。二酸化炭素や光量が少なくても十分育ち、初心者向きの水草。葉と葉の間などはミナミヌマエビの隠れ家にもなる。
 鉢に入れると見栄えも良い。小鉢は100円ショップでも売られている。
 元々は西アフリカの熱帯に生息している。「ナナ」とは背が低いと言う意味。本来は水辺の岩や倒木などの上に生息する種なので、岩などに木綿糸で縛り付けて活着させることも可能。水上に浮かして栽培すると花を咲かしやすいと言うが、小生の場合は水中でも咲いた。
 良く育つので購入時はできる限り小さめの物を選ぶと良いか? 株にロックウール(岩綿)がついている場合は、大変だができる限り取る事。
 数ヶ月すると葉に茶コケがつきやすいので、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビや石巻貝を一緒に入れると良い。
 水深が浅い小生のミニ水槽には、アヌビアス・プッチー(アヌビアス・ミニ)を入れている。

 アナカリス(オオカナダモ)

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 二酸化炭素や光量が少なくても育つ。新芽は金魚に食べられることもあるが、金魚が産卵する水草にもなる。うまくアナカリスを水槽に設置すると、アナカリスとアナカリスの間はきっと金魚の隠れ家(寝るところ)になるだろう。
 浮きやすいので、そのまま砂利に植えるのは困難。市販されている水草固定材などを使用しよう。それでも、金魚が突っついて抜かれる場合があるので、根気よく植えつけなおす必要性もある。
 購入時におもしの鉛がついていたら、鉛は取って捨てよう。(鉛が水中に溶けると金魚の健康を害する。)
 元々は南アメリカ原産だが、水質が悪くても元気に育つ為、日本の湖などでも大繁殖している。環境により5月~10月頃には白い花を咲かすこともある。長くなったらハサミで切り、植えつけるとまた育つ。 (写真はアナカリスを8本程度まとめた状態)

 カボンバ

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 アナカリスよりも金魚は食べやすいが、金魚の産卵床にもなる。
 アナカリス同様浮きやすいので、市販されている水草固定材などを使用しよう。
 元々は北アメリカ原産。育成はアナカリスよりも難しいが価格が安いので、他の種類の水草を守る為の、金魚のエサ用水草と割り切った方が良いかも。

 ウィローモス

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 コケ類。二酸化炭素がなくても育つが、光は少し必要。ただし、直射日光が当たらなくても、周りが明るければ、それだけで育つので子供でも育つる事ができる水草だ。
 ザラザラした面ならなんでも活着するので、流木などの情景を作るのに適している。木綿糸でしばりつけよう。
 ウィローモスの上にエサが沈殿したりすると、そのエサを吸う際に、ウィローモスもはがれてしまうこともある。でも、ウィローモスは水中を漂っていても、光さえあたれば育つ。
 ウィローモスは日本を含め世界中で生息しており、モスの茂みには微生物(プランクトン)が定着しやすい。稚魚や稚エビの隠れ家にもなり、新芽はミナミヌマエビなどのエサにもなる。
 南米ウィローモスは葉型が綺麗でより明るい緑色をしているため人気だが、どうやら南米産と言う訳ではなく、活着力は普通のウィローモスより弱い。ジャイアントモスはその名の通り大きく育つ。
 すべてのウィローモスにおいて言える事だが、大きく育つと、周りの短いウィローモスに光が当たらなくなり全体が育たないことも。そうならないように、芝生をキレイに刈るのと同じように、長いものはハサミで切るなどの手入れや、茶色く枯れたら伐採などの手入れが必要。

 浮草(浮き草)

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 水草よりも浮草は根から水中の養分を多く吸収。特に硝酸塩の濃度を下げるのには効果的。魚の飛び出し防止にもなるし、密集する根は卵の産卵場所にもなる。
 たいていの浮草は水中に二酸化炭素添加不要(空気中から得る)ので、育成しやすい。ただ、繁殖力が強くどんどん増える。増えすぎると水面を多い、水中の水草などが日光不足となるので、最初は1~2株で良いかも。Yahoo!オークションで送料が安いのを探すと良いかも。
 浮草は強い日光が必要なので、日光の当りが弱くて枯れやすい場合は、外でも飼育し、枯れてきたら元気な浮草と交換すると良い。

 サルビニア・ククラータ(日本名:ナンゴクサンショウモ)

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 1cm未満のハートのような葉がとても人気の水草。強い繁殖力を持ち,胞子や枝分れで5~9月頃に繁殖する。耐寒性は弱く日本の野外では越冬できない。
 冬はどうしても日光が弱いので枯れやすい。新規導入するなら春~夏が良いか?
 小生の経験では、比較的日光が当たる室内水槽だったが、根は栄養が豊富なのか、冬に金魚が根を食べてしまい、枯れてしまった・・。

水草を水槽に入れる前に

 シッョプで売られている水草でも、水草に害虫などがついている可能性がある。
 その為、水槽に入れる前には、一度バケツなどに水道水を入れて、葉の裏などを洗おう。完全に除去することは難しいが、雑菌などは水道水に含まれる塩素により、菌を取り除ける。
 なお、アヌビアス・ナナのように葉が大きい水草は、葉の表面に防虫剤が塗られていることもある。見た目に防虫剤が塗られているかどうかはわからないので、水の中で葉っぱを指で軽くこすると良い。
 また「無農薬」との表記が無い水草は、防虫剤などの薬品・農薬が使われていた可能性があり、水槽に残存農薬が溶け出すと、金魚などの生体にも悪影響を与える為、同様に、一度水道水で洗ってから入れると良い。

人工水草は?

 小生は当初、本物の水草ではなく、人工水草を水槽に入れていたが、物足りなくて、結局全部本物の水草に交換した。
 その後、本物の水草では補うことができないスペース(成長できない日陰など)には、ワンポイントとして小さな人工水草を入れている。
 人工水草は、水を浄化する作用などはないので、100%観賞用だ。興味を示した金魚も騙されて突っつく位、良く作られている。
 人工水草はほぼ永久に使えるので、コスト的には安いが、成長など変化がないので、結局は買い足したり、本物に変更したりする羽目になることも。
 ただし、水槽のろ過能力が高ければ、人工水草を多くしても問題ない。


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