金魚の寿命と金魚の歴史【金魚の飼い方】

「金魚の寿命と金魚の歴史【金魚の飼い方】」のアイキャッチ画像

金魚の寿命

 金魚(和金)の寿命は一般的には8年~15年位です。エサなどの環境によっては30年位生きるのもいるそうです。
 冬ヒーターなしで過ごした金魚ほど、環境への適応能力が高められ長生きすると言われています。
 ついパクパクしてエサをくれと訴える金魚を見るとたくさんエサをあげたくなりますが、市販のエサは栄養も満点ですので、小赤(和金)は最大20cm前後まで大きくなります。ただし、エサの量を抑えるとそこまで大きくならないようです。よって、小生は出来る限り少量のエサを与えるよう、努力しています。
 しかし、お腹がすいているだろうと与えすぎる事もあり、20cm前後と標準サイズになりました。

 余り長い期間飼育するのは困難だと考える場合は、寿命が短い魚などを選択すると良いでしょう。下記に参考例を記載します。ただし、寿命に関しては自然界での基準を記載していますので、飼育環境下では下記より大きく伸びる場合があります。

・金魚(和金)20cm前後・8~15年
・メダカ4cm・1年~2年
・ヤマトヌマエビ3.5cm~4.5cm・1年~2年
・ミナミヌマエビ2.0cm~3.0cm・約1年




スポンサーリンク



金魚の歴史

 中国の晋の時代(西暦265年~419年)に、フナが突然変異した種である赤いフナが発見され、そのヒブナが現在金魚と呼ばれる世界のすべての金魚の祖先となっています。
 そのヒブナが持つフナ尾が三つ尾、四つ尾と更に突然変異したものが「和金」です。
 和金が日本にやってきたのは1502年の室町時代とされ、大阪の堺がその伝来地と言われています。その後、日本で改良されたので、現在我々が目にする金魚たちは、その堺にきた時の金魚が祖先です。
 ただし、当時の金魚は大変高価なペットでして、一般庶民はとても飼育は無理。大名や貴族などのお金持ちが中心に金魚を飼っていました。
 江戸中期の元禄(1688~1703年前後)には一般庶民も経済的に余裕が出てきた事で、以後金魚ブームが起こり、武士が副業として金魚の養殖を始めたりしたそうです。ちなみに、元禄の頃には金魚1匹 5両~10両の値段がついていたと言われます。
 奉公人の年収が1.5両~2両の時代です。1両でそばが250杯食べられる時代です。それらを考えると、現在の価値に換算して1両=10万円前後と考えられますので、金魚1匹5両として約50万円の高級ペットであったと言えます。10両以上盗んで捕まると首が飛ぶ時代でした。
 なお、1683年には悪名高い、生類憐みの令が施行され、小鳥や亀の飼育が禁止され、過大解釈により1694年11月16日には江戸中で飼育されている金魚が集められて、神奈川県藤沢市の遊行寺の池に放す事が命じられました。その池は放生池として現在も遊行寺に残ります。(1709年将軍・徳川綱吉死去に伴い廃止。)
 1700年代からは更に金魚の飼育が盛んになった事により、中国から新たな品種(琉金など)が入ってきた為、古くから日本にいた金魚の種類を「和金」と称して、新品種と区別するようになりました。


水槽用品類や熱帯魚などの生体も「とても」安く手に入るのは→「チャームさん」
騙されたと思って1度、色々と検索して見てください。見るだけでしたら、無料ですのでね。