TOTOオシュレット買換・新規購入の比較ポイントとTCF8CM66がランニングコストもお得か?比較検討の話

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家族がトイレで水漏れが発生していると言うので、確認してみると、どうやらオシュレット(温水洗浄便座)の部分からも5秒に1滴程度の水がポタッと落ちていることがわかりました。
ホースや接続部からの水漏れでしたら、パイプなどを交換するだけで良いでしょうが、本体の内部からの水漏れのようですので、修理と言うのも難しいでしょう。
また、15年近く使っていたものですので、そろそろ限界なんだと考え、新調することにいたしました。

TOTOの機種でしたので、配管などはそのまま生かせるかと考えて、TOTO「ウォシュレット」の最新機種KMシリーズを購入してみました。

2017年10月に新発売されたKMシリーズで、実際に購入した品番は、TCF8CM66です。

しかし、このTOTOのウォシュレット瞬間式・温水洗浄便座の「リテール版」と申しまして、一般販売店用の製品なんです。




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どう言う事かと申しますと、マンションや建物を「新築」したり、トイレを改築したりした場合に、建設業者などがTOTOのトイレを採用して、比較的「安い」タイプの瞬間式オシュレットを設置した場合、アプリコットF1(レバー便器洗浄タイプ)と言うタイプの品番:TCF4713(109000円税別)が使われることが多いです。
実は、この業者向けは最初から、瞬間暖房便座、オート開閉、温風乾燥など、機能がとても充実したグレードが高い機種なんです。
そのため、新しくオープンしたコンビニでトイレを借りたりすると、とても高性能なオシュレットが使われていることがあったりする訳です。
でも、この高性能製品は、要するに「業者向け販売」のため、一般家電店などでは購入できません。
一般家電店での販売ですと、他のメーカー機種と「競合」となりますし、消費者は価格も重視する傾向があります。
そのため、優れた機能を少なくして、販売価格を抑えた安いタイプ、すなわち、グレードを低くした製品で勝負してくるわけです。

と言う事で、通販や家電店などで一般的に売られているのは、別の品番になると言う事なのですが、これがまた、大変わかりにくいのです。

今回、小生が選択したTOTOオシュレットの機種TCF8CM66の場合ですが・・・。
この番号の序列や意味は下記のとおりになります。

TCF8と言うのは機種の大分類です。
Cと言うのが、販売店分類となります。

Aは、Amazonでの通販
Cは、ヨドバシカメラなど
Fは、ジョーシン・ノジマなど
Gは、イーベスト家電など
Pは、ヤマダ電機など
Hは、ホームセンターなど

Mと言うのは、KMシリーズと言う事で、もしFでしたら、より標準機能が充実しているハイグレードのKFシリーズと言う事になります。
KMにはなく、KFに標準機能としてあるものは、リモコン、リモコン開閉、温風乾燥、瞬間暖房便座、ダブル保温便座、つなぎ目のない便座、ノズルきれいと言ったところでしょうか?
両方とも瞬間式であることには、変わりありません。
66と言うのは、追加で機能がつくグレードを表していて、数字が大きいほど、オプション機能が追加されていると言う事になります。

しかし、この数字も統一されている訳ではなく、余計にややっこしくなっています。
例えばですが、CMだとCM56・CM66・CM76・CM86と数字が上がって行きますが、PMだとPM23・PM33・PM43・PM53の順となっています。
このグレードで主に違う点は、省エネ基準達成率です。
下から115%・150%・150%・201%程度となります。

機能は全部同じと言う事ではなく、概ねとなりますが、下から1番目がベーシックな標準機能のみとなり、年間消費電力は約112kWh/年です。
電気代は年間で約3200円くらいですかね?
2番目には、その標準機能に「ノズルきれい+ダブル保温便座」がプラスされ、便座が省エネ構造のため年間消費電力は約90kWh/年まで落ちています。
電気代は年間で約2500円くらいで、貯湯式の半分くらいでしょうかね?
3番目で「オート開閉」が更にプラスされます。電気代は2番目と代わりません。
4番目だと「瞬間暖房便座」が更にプラスされ、年間消費電力は約66kWh/年と省エネタイプになります。
電気代はたぶん年間で約1800円くらいだと推測致します。

機能比較リスト(Amazon)

TCF8CM66と、ひとつ下のランクTCF8CM56との違いは「ノズルきれい」と「ダブル保温便座」が追加されている事です。
「ノズルきれい」は、トイレ使用後に「きれい除菌水」で、水道水から次亜塩素酸を生成してノズルの内側も外側も洗浄と除菌をし、使用していない時間も、定期的に自動で洗浄される機能となりますので、驚きですね。
「ダブル保温便座」と言うのは、便座と便ふたの両方に断熱材が使われていおり、ダブルで保温するから熱を逃がしにくく、省エネだと言う事です。
更に上位のTCF8CM76ですと「便ふたのオート開閉」がついて、更に上位のTCF8CM86の場合には「瞬間暖房便座」「つなぎめのない便座」が追加されています。

小生が調べた時点での実勢価格(実際の販売価格)は、それぞれ下記の通りでした。

TCF8CM56 Amazon40132円、楽天最安37900円
TCF8CM66 Amazon39800円、楽天最安47000円
TCF8CM76 Amazon63621円、楽天最安56800円
TCF8CM86 Amazon70592円、楽天最安65800円
TCF8CF66 Amazon87169円、楽天最安81800円
※記載額は執筆時点の税込み額出す。

TCF8CK65(貯湯型)は24808円で購入できますが、小生が購入したTCF8CM66との電気代は年間1200円くらい高い計算が成り立ちます。
もし、10年使用したら、電気代は12000円割高、すなわち24808円+12000円=36808円と言う事ですので、その場合、TCF8CM66の39800円とはそん色ない計算が成り立ちます。
TCF8CM66だと、プレミストが標準でありますので、比較した場合には、もう、買いでしょう。




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このように、ある程度、基本グレードを最初に決めて、あとは、追加されている機能が価格に見合ったものか?を判断して、選択するのが良いでしょう。
もちろん、ランニングコスト(消費電力の差)も考慮する必要性があります。

と言う事で、このトートー製品の場合に関しては、消費電力も1段階低くなっている2番目のTCF8CM66あたりが、私としては最適だと言う判断になりました。
ちなみに、これらリテール版のTOTOオシュレットは、トイレの便器がTOTO以外、INAXなどでも、通常は問題なく設置できるそうです。
洋式トイレだけでなく、オプション品を別途購入すれば、和式トイレにもセット可能です。
ただし、コンセント差込口がないトイレ(便所)では厳しいですね。

さっそく、AmazonでTCF8CM66を注文したのですが、配達の状況を確認しますと、前日の朝6時には、近くのヤマト運輸の営業所に届いているのに「配達日指定」になっていて、明日の配達予定だとあります。
注文時に配達日指定は、していないのですが、大きな製品をAmazonで頼みますと、発送が別の倉庫からのようでして、このように1日程度、普通より配達に日数を多く要することがあります。
今回の私のように、古いウォシュレットからの水漏れ発生による、新たな購入ということもありまして、少しは緊急性もあるかと思うのですが、前日に配達が遅くなるのは可能なのに、わざわざ配達日指定がされて送られるのは、できれば勘弁してほしいところです。




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設置ですが、約40分で完了しました。
必要な工具は、マイナスドライバー、プラスドライバー、モンキーレンチの3点でした。
付属されていた新しいパッキンを間違いなく使って、水漏れがないかチェックし、アースなど電源も挿して終了です。
追加でオプションの配管などを購入する必要はありませんでした。
水道業者さんなどに依頼すれば、7000円~12000円くらいの工事料金が必要ですが、自分で十分できる作業です。

そうそう、別売りのフレグランス・後付セットが、そんなに高くはなかったので、セットしてみました。
脱臭時の排気を使って、良い匂いが漂う仕組みですので、トイレを使った時だけ自動でほのかに香ります。

なお、当方の自宅にはトイレが2箇所あるのですが、数ヶ月後に、今度は、別のトイレで、やはり水が流れていて止まらないと言う現象が発生しました。
この記事を作った際の故障は、5秒に1回程度、水が「ポタッ」と落ちる程度でしたが、別のトイレの故障は、ジャーと流れており、明らかに状況が異なりました。
そのため、別の部分の故障を最初に疑ったのですが、結局は、オシュレットの故障だったと言う経緯もあります。
オシュレットは、持って15年と、2度、知らされた次第です。

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