夏の時期に腐らせない食べ物の保存方法のコツ~食中毒防止

「夏の時期に腐らせない食べ物の保存方法のコツ~食中毒防止」のアイキャッチ画像

夏になると気をつけなければならないことが増えてきます。

熱中症対策は第一に優先しなければならない事項ですね。
こまめに水分をとることは、老若男女問わず気をつけなければなりません。

今回ご紹介するのは、夏の時期に気をつけなければならない「食べ物の保存方法」です。

冬の時期ならば外気温が低いので、食べ物が痛みにくく腐敗のペースが遅いため、1日~2日作り置きしておくことも珍しくありません。

ただ夏の時期になると、冷房を入れていた室内であっても食べ物の痛みが早いことがあるために、食べ物の保存に関しては決して油断できません。




スポンサーリンク



夏の時期の食べ物の保存方法として有効な情報をご紹介していきます。

梅雨時期や夏の時期に、安全に美味しくご飯を食べるためにもぜひ役立ててくださいね。

冷蔵庫に入れる前に冷まそう

・夏の時期、ついついご飯を作りすぎてしまった
・今日の晩御飯と明日の朝ごはんの分をまとめて作り置きした

余分に作り過ぎたからといって捨てるのは絶対に勿体ないですね。
明日の朝の分もついでに作っておけばとってもラクチンです。

そんな時には、余った分や明日の朝の分をラップに包んで冷蔵庫に保存すると思います。

作り置きする分や作り過ぎてしまった分は、冷蔵庫で保存する前に湯気が出なくなるレベルまで冷ますことに気をつけましょう。

作りたてで温かいものを冷蔵庫にすぐ入れてしまうと、冷蔵庫全体の温度もあがってしまい、他の食材にも悪影響を与えます。

そして保存する食べ物も、温かさが残っていると雑菌が繁殖しやすい状態なので、冷蔵庫でも食中毒のリスクが出てきてしまいます。

夏の時期はまず「その時食べられる分だけを作ること」が大切ですが、翌日の分も作っておきたい、作りすぎてしまったという場合には、しっかりと粗熱をとってから冷蔵庫で保存しましょう。

保存する分は清潔な菜箸で取り分ける

食べ物を取り分ける時、幾つもの食材を1つの菜箸で取り分けていませんか?
今すぐ食べてしまう分ならば、1つの菜箸で幾つかの料理を取り分けるのもいいでしょう。

しかし冷蔵庫で保存する分を取り分ける時には、他の食材を触っていない清潔な菜箸を使いましょう。
腐らせないために、ばい菌などの不着を軽減させるためです。

あれこれと触った菜箸で保存食を取り分けてしまうと、菜箸についた雑菌が保存食に付着して繁殖する可能性もあります。

あわただしく食事の準備をしている時には面倒かもしれませんが、冷蔵庫に保存しておくものを取り分ける時には、菜箸を変えましょうね。

保存していたものを食べる時には、温めなおそう

・冷蔵庫で保存していたものを翌日に食べる
・取り分けていた食事を後になって食べる

夏の時期には特に「温めなおすこと」がとても大事です。

これは冬の時期でも心がけたいポイントです。
冷蔵庫に入れられて保存食の中で少々繁殖していた雑菌も、温めなおすことで雑菌をある程度殺菌することができるので、食中毒のリスクを抑えることが可能となります。

さらに、もともと温かった食べ物は、やはり温かい状態で食べるのが一番おいしいですよね。

美味しさの観点からも、食の安全の面から見ても温めなおすのは欠かせないポイントだと言えます。

まとめ

冬の時期は特に気にしないという方も多い「食べ物の保存」ですが、夏の時期は特に敏感にならなければなりません。

食の安全を一人一人が真剣に考えなければならない時代です。
安全性の高い食材を選ぶことも大事ですが、個人がそれぞれ家庭でできる安全性の高い保存方法を実践することも大事です。

夏の時期、雑菌は暑さや湿気を利用してどんどん繁殖していきます。

今回ご紹介したような方法を心がけて、ぜひ夏の食事の安全性を高めていってくださいね。
以上、食べ物を腐らせない(予防する)方法でした。