金魚とヤマトヌマエビの同居【金魚の飼い方】

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金魚水槽での同居にはヤマトヌマエビ

 淡水魚を飼う場合、魚と違った演出効果の楽しみとして「エビ」を一緒の水槽に入れるのをお勧めする。
 エビと言っても人間が良く食べる大きなエビではない。川に住む小さなエビだ。

 ミナミヌマエビは別章にてご紹介したように、金魚(和金)に食べられてしまう可能性があるので、金魚(和金)と共存できるのはヤマトヌマエビと言う判断になった。
 日本種であるヤマトヌマエビは海水域で産卵・脱皮するが、体長4mm程の稚エビになったら淡水でも住める。ただし、淡水では脱皮が出来ない為、脱皮の時期になると★になる。寿命1年程度なので仕方ないと納得するしかない。(淡水魚水槽に塩分を入れると水草は枯れてしまう。)
 体長が最大3.5cm~4.5cm位になるヤマトヌマエビはうまく毎回脱皮に成功すれば最大3年生きる物もあると言う。
 昼間はおとなしく水草の陰に隠れたりして、夜に活動し生物の死骸、コケ類や水垢・茶コケなどを食べて水槽の掃除役をする。
 コケ取り能力が外国でも評価されているようで、外国でも人気のコケ取り名人だ。




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水草を忘れずに

 ヌマエビを水槽で飼う場合は「水草」が必需品となる。水草(新芽)を食べるだけでなく、水草の葉についたコケを食べたりもする。また、大きな魚から身を守る為に、水草の中に隠れたりもする。
 小生の場合は、ちょっと水槽を占領するがアヌビアス・ナナを2鉢入れている。
 ウィローモスがあれば、ヌマエビの稚エビの隠れ家にもなるが、ショップで売られているウィローモスは、キレイに刈ってあるので葉が短く、すぐには隠れ家にならない。その為、ウィローモスを別途育成させてから、水槽に入れる挑戦を開始してみた。詳しくは「ウィローモスの育成」にてご覧願いたい。
 その他に、我が家では金魚が入り込めない小型のブロックも置いて隠れ家を追加提供している。

ヤマトヌマエビのエサ

 ヤマトヌマエビは雑食性で、死骸も食べる。コケを食べてもらう目的で水槽に入れる場合、最初からヤマトヌマエビのエサをあげてしまうと、エサに慣れてしまいコケなどを食べなくなるので、コケがあるうちはヤマトヌマエビ用のエサは1週間に1度で良い。1ヶ月くらいは水草がある環境であれば餓死しないようなので、エサをすごく心配する必要はない。
 エサは市販されているエビ専用のエサでもよいが、大きなペットショップにいかないとエビ用までは置いていないことが多い。雑食性なので、ソーセージやチクワのかけら、きゅうりなども食べる。おなかがすいていると、夜間に寝ているメダカを襲うこともあるらしい。
 小生は、底に落ちる沈降性のメダカ用のエサを2cmと小さな小赤(和金)のエサとヤマトヌマエビのエサにと併用している。
 当然ながらエサの与えすぎは水質を汚濁するだけなので注意。

水温

 ヤマトヌマエビに最適な水温は10℃~28℃。高温になるなど弱ると赤っぽい体色になり★になる。水温が高い時はエアレーションも充分に行い酸素供給をしよう。
 もともと日本の鹿児島から関東辺りの川に生息するヤマトヌマエビなので、冬の寒さには強く水面が凍っても平気なくらいで、そんなに神経質になることはない。

ヤマトヌマエビを水槽に導入

 金魚飼育開始して1ヵ月後、茶コケが出始めたので手始め初回は4匹購入。
 ヤマトヌマエビには寄生虫(ヒルなど?)が体についている事があるようなので、飼ってきた水をそのままバケツに入れて、塩をこれでもかと思うくらい大量に投入。
 塩水は塩が飽和するくらい、かなり濃くて良いようです。安い塩でも高給塩でも効果は代わりません。
 塩水に驚いたヤマトヌマエビは暴れる。バケツでないと飛び出してしまう訳なのでバケツが良い。寄生虫はお腹などに貼りついているので、暴れる事により振り落とされて、体についている余計なものが離脱する。そして、塩によりヒル類は溶ける?(退治できる)と言う仕組みらしい。
 塩水の中ではグッタリしますが、淡水に戻すと生き返る。

ヤマトヌマエビの買い方

 フナやメダカがいる、海と繋がる川辺の水溜りのような水域に生息しているようなので、時間と暇がある方は川に取りに行くと言うことも可能だと存じます。かなり上流で流れが強い場所では岩場の上をひょこひょこ歩いている姿を見つけることもできると存じます。
 ただし、水槽と自然界との水質の違いが大きいと1週間掛けて水ならししても★になることがあるらしい。
 その為、都市部に住む我々は交通費や労力を考えるとショップで購入した方が早いか?
 小生が購入するのは車で片道15分範囲のペットショップ7店舗ですが、いつも結構な値段だ。
 交通費などを考えると楽天に出店している魚専門店など、通信販売で購入した方が、送料を考慮しても安いかなと感じている。
 ただし、夏場は多少問題です。保冷剤やクール便などの処置をしてもらえるようだが、輸送中の水温が安定しないと思うので、死着も考えられ、夏場に通販は避けた方が良いかも知れませんね。


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