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石巻貝(イシマキガイ)
金魚水槽のコケ取りには最適なのが石巻貝。
石巻貝は日本の中部より南の河口から中流域の河川に生息する。コンクリート護岸などに付着している場合が多い。
両側回遊型なので、卵を生んでも塩分の水域でないと繁殖はできなく、淡水魚の水槽では増えない。なお人工繁殖は難しい。
その為、コケ取り用の消耗品と同じ扱いしかできないのが残念。
石巻貝は毎日水槽内をゆっくり歩き回り、小さな口でせっせと「コケ」や有機物を食べる。その為、特別にエサを与える必要はない。
水質や水温への適応能力も高いが、水が古くなる酸性では貝殻が溶けてしまうのか★になるので、水質悪化の目安にもなる。
最大2cm程度の大きさになるが、大型の金魚に捕食されることもない。水草(アナカリスなど)の葉についたコケも食べてくれる。
基本的に水草は食べないが、小生の場合、アヌビアス・ナナの葉を食べられてしまい、葉のところどころに「穴」があいている。
また、ひっくりかえると場所にもよるが起き上がれず、金魚に食べられたりすることもある。
砂利の中に潜るような場合は、エサ不足が考えられるので、他の水槽などに移してあげよう。
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購入時の注意
コケが水槽になければ、石巻貝を飼うのには適していない。
コケがひどければちょっと多めに、コケが少なければ少なめにと、コケの量に応じて飼う数を調整して欲しい。
貝殻がジャマをして狭い場所に入れないので、購入時に選べるようであれば小さなのを買おう。
たまに、サザエのように角があるサザエイシマキガイがあるが、サザエ型は金魚の体をキズつけることにもなるので、購入時には注意。
小生の45cm水槽では、たくさんいても気持ち悪いので、1匹だけ投入。
ただし、その後、ミナミヌマエビを楽天で購入した際にとても小さな石巻貝が入っていたので、現在、石巻貝は2匹となっている。
川での捕獲も簡単?
前述もしたが、石巻貝は日本の中部より南の河口から中流域の河川に生息する。
大きめの河川にある堰やコンクリ護岸に大量に「黒」(汚れている場合は茶色)く付着している、1cm~2cmの貝がほぼ石巻貝。
魚のように簡単に逃げないので、捕獲しやすい。
ただし、川は大変キケンで、堰などは滑りやすいので、子供だけでは行かせないと言う指導を行い、大人でも十分注意して欲しい。