いちごの家庭菜園にチャレンジ【プランター栽培】

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 昔は4月~6月にしか食べられなかったイチゴですが、現在ではハウス栽培により、1年中食べる事が出来るようになりました。

 でも比較的害虫や病気に強く、収穫量も多いので家庭菜園では大変人気なのがミニトマト。種から育てる事も可能なので子供の教育にもなる。
 大きいトマトは管理が難しいので、初心者にはミニトマトがお勧めだ。

プランター

 プランターは65型サイズの場合、多くても2株~3株植えるのが理想。根は深く広範囲に伸びるため、植え付けの際の株間は25cm以上とする。
 間隔が狭かったり、株が多いと、育った際に葉が密集し、アブラムシなど害虫がつきやすくなる。4株だと多すぎて育ちが鈍り、収穫量が大幅に減る。
 鉢であれば10号鉢に1株。
 なお、できる限り日光が良く当る場所に置こう。

イチゴの品種

 イチゴは長年品種改良が盛んに行われ、大変多くの品種があり、素人にはどれを選択すれば良いのかよくわからない。そのため、最初にイチゴを育てる場合には、味を重視するのではなく、病気などに強い品種を選ぶと良い。




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苗を購入して植える

 スーパーで食用として売られているイチゴの表面についている、小さな粒=種からも育てる事が可能だが、初心者の場合、イチゴの苗は秋にホームセンターなどで販売されるのを購入すると良い。
 イチゴは4月から苗でスタートもできるが、初心者は秋の10月上旬~11月上旬が植え付けに適している。早く植えたほうが育ちが良く4月以降にたくさん収穫できるからだ。
 普通の長細いプランターであれば、3株まで可能。買った苗であれば、ポットから取った苗と土は、そのままつけたままで、植えつけます。午前中に植えるのが良い。
 プランターに入れる土は、イチゴ専用培養土、または野菜専用培養土が初心者には初期での肥料などを考える必要が無く簡単で便利だ。
 植え付け直後は苗の生育を促すため、毎日2回以上、こまめに水やりをする。
 11月~2月の冬季、朝の気温が0℃以下になるような時期に室内が常に0℃以上である場合は、日当たりが良い室内で飼育するのが良い。
 その場合、冬でも花が咲いて、実がなる場合がある。ただし、花粉は人工授粉必要。室内の温度が25℃前後の際に、綿棒で軽く撫でればよい。
 どうしても最低気温が0℃以下になるような屋外で冬も育てる場合は、寒さ対策(ワラや寒冷紗などを株に被せて保温)が必要。寒くなるとイチゴは休眠状態となるので、水やりはたまにで充分。なお、もし、冬季に花が咲きそうだったら、雌しべは気温マイナスで死んでしまうので、3月前に咲いた花は取ってしまうのが無難。
 3月に入る頃には、イチゴは休眠状態から徐々に活動を開始するので、寒さ対策を解除。その代わりに、マルチングを行う。
 マルチングとは、土に黒いビニールシートを被せて、株だけが顔を出している状態にする。
 マルチングは、土の温度の上昇、雑草の発生防止、雨や水やり時の泥がはね上がりって葉の裏について病気になることの防止、いちごの実の腐敗防止等々の効果が期待できる。

ランナー

 開花の時期に入ると、元気の良い株からはランナーが伸びてくる。
 養分の分散を避ける意味からも、ランナーは株元から切り取ってしまったほうが良い。
 しかし、このランナーからは、来年用の苗を作ることができる。ただし、来年用は6月以降に伸びてきたランナーで十分。

 種から育てるのも比較的容易。4月~5月(最高気温が15℃~20℃頃)に苗を蒔く。
 深さ約1mm~2mm程度の小さな穴を開けて、そこに種を1粒入れて、軽く土をかぶせる。2mm以上深くしすぎると発芽しないので注意。
 ビニールポットが良いが、最初は水はけができれば、コップ程度の大きさの容器で良い。小さな容器にするのは寒暖の差が激しい時期でもあるし、室内と言う気温が暖かいところに置く事によって、発芽を促すためだ。
 25℃前後になると発芽しやすいので、日中は室内で日光が当る窓際(できれば朝日が当る場所)などにおき、夜間は20℃程度になるようちょっと工夫をしたい。室内の温度が夜下がらないのであれば、夜間は外に出すと良い。この寒暖の差がないと、発芽して、順調に育っても実がならないと言う事がある。
 発芽するまでは、土が乾燥したら、ちょっと水をあげる程度でよい。
 種を蒔いてから最初の収穫ができるまでは環境にもよるが約100日。
 

支柱

 イチゴは支柱不要。

日照量

 
 植物は肥料は無くても育つが、日光は必要不可欠で、ほとんどの野菜においても成長の源は「太陽の光」。できる限り日当たりの良い場所にプランターを置くと、育ちも早く、早く収穫でき、実もたくさんなる。
 半日日陰になるような場所だと、収穫量は大幅に落ちる。

水やり

 放任栽培でも可能。トマトは原則として水やりは少しが鉄則だが、水切れは厳禁。
 やや水不足だと実が甘くなる。水を多く与えると果実の水分が多くなって、甘みが薄まるのだ。
 また、土は風通しを良くして乾燥気味にした方が良い。乾燥気味だと、果実の水分がやや多くなって、味が濃くなる。
 そして、湿気がミニトマトを病気にさせる原因になるので、土が乾燥したら水をあげると言う感覚で良い。

肥料(追肥)

 通常は、ツボミが出始たら追肥すると良いですが、花が咲いてからでも大丈夫。ただしね花が咲いてから、実がなるまでの間が一番栄養が必要な時期なので、必ず追肥したい。その後は、2週間おきに肥料を与えるとたくさん収穫できる。
 肥料が多すぎると、葉先が垂れ下がったり、葉が巻き込んだりする。
 肥料が不足していると、斑点病が発生したり、果実が固くなったりする。
 地中の窒素分が多いと、病気が出やすい上、葉ばかり茂って、収穫量が激減する。

間引き・芽欠き

 レジナ品種の場合は、元々背が低い品種であり、横に広がる事で実の収穫量が増えるので、レジナは芽欠きの必要はないと小生は考えています。ほっといても実はなります。

収穫

 収穫時期は4月~7月で、開花から収穫までは25~30日程度。何回か収穫できる。赤くなり始めの実はすっぱいので、熟してから収穫した方が良い。

 開花して約35日すると、青い実が赤く熟するので収穫する。収穫しないと、次の実に栄養分がまわらないので、赤くなり次第、随時収穫しよう。
 なお、葉に虫がついていても、実は大丈夫なので、実は水で良く洗って食べよう。ヘタには細菌や腐らせる成分が含まれている場合があるので、ヘタは必ず取ってからお弁当に詰めたり、食べたりして欲しい。

連作

 苦労して冬越しさせても、特にメリットはない。 1度ミニトマトを育てた場合、土の栄養素などがだいぶ取られてしまうため、4年以上は連作しないほうが無難。
 連作する場合は、土を再生させると良い。

小生が使用したプランター育成内容

 プランター  20cm間隔  最大2株までが良いか?
 支柱 100cm ※レジナ品種の場合不要

実録

 あまり細かくなくてごめんなさい

 4月29日 ミニポッドに種を蒔いて、窓際で育成
 5月5日 最初の発芽
 5月14日 葉が4枚になったので、プランターに植替え
 7月初旬 実がなり始めたが青いまま
 8月下旬 梅雨が終わり、ようやく青い実が赤くなり始め、完全に赤くなった1つを収穫 
        食べた人の感想~甘くておいしい
 9月上旬 猛暑のおかげもあり、枯れ始めて、終了。

 今回、プランター間隔を通常よりも2倍過密状態で植えつけた。
 小生の考えてとしては1株育てる計画で、とても小さい種4つから育てて、そのうち2株発芽したので、1株を植えつけようと思ったのだが、1株捨てるのを「命を大切に」などと、家族に大反対されて、やむなく、狭い1株用の鉢に無理に2株植えることになった。そのため、最初から分かっていた事だが、過密状態となり、育ちが悪い=収穫が少ないと言う結果になった。