ミジンコの飼い方【アクアリウム】

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ミジンコ水槽

 稚魚のエサとして、ミジンコを飼育することを決意し、新たにミニミニ水槽1号を立ち上げた。
 ミジンコを飼うのに多額なお金を掛けるのはもちろん「もったいない」ので、2リットルのペットボトルの空き容器を水槽代わりにした。

 水量は多ければ多いほど良い。容器が小さいと夏場水温が上がり死滅する可能性が高くなるからだ。当然、水量が多いほど、水温変化は少ない。
 水槽に水草やエアレーション、砂利などはあっても良いが、基本的には不要。
 水は水道水をカルキ抜きしただけではイマイチ不安。キレイすぎるのである。ミジンコのエサとなる養分がない。
 近くに川・池・沼がある場合は、その水が大変良い。ただし、川・池・沼はキケンなので子供は必ず大人と一緒に出かけて欲しい。
 小生のように自然が近所にない場合は、雨水を使うか、水道水の場合はカルキ抜きして、野外に1週間程度放置した水を使用するのが良いか。
 水量なりの繁殖をするので、たくさん繁殖させたい場合は、大きな水槽にする必要がある。
 小さな水槽でも複数以上立ち上げれば1つが全滅対策にもなる。




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ミジンコの確保

 基本的に田んぼの中にミジンコはいる。田植えが終わった頃から発生する。
 水槽売り場で市販されている目が一番細かい網を購入して、田んぼに出かけよう。
 狙い目としては、雨が降った数日後だが、そんなに気にしなくても誰でも簡単に取れるだろう。
 小生の場合、車で移動できる範囲に田んぼはあるが、思い立ったのが冬だったので、ミジンコを手に入れようにも田んぼには水が張られていない。
 その為、Yahoo!オークションで、ミジンコの耐久卵を落札。

飼育場所

 日光が水に当たることにより、様々なプランクトンバクテリアが自然発生します。
 できる限り直射日光が当たる日当たりの良い場所に置こう。室内の場合は、日光が指す場所。室外の場合は、ボウフラ対策をしよう。ボウフラ対策としては、窓に使う「網戸」の補修用網で水槽を蓋(ふた)するようにすれば良い。メダカを1~2匹放して置いても良い。
 ミジンコは基本的に暑さに弱いです。夏は、数時間だけ日が当たる場所に移すなど、暑さ対策を施して下さい。
 コケや藻が生えても、金魚水槽のように清掃は不要。そのままにしておこう。

エサ

 ミジンコが食べるのは、植物性プランクトンやバクテリアである。基本的には日光が当たる場所に水槽を置いておくだけで良い。
 近くに池や沼があれば、その水を汲んでくるだけで良いかも。ただし、池や沼はキケンなので子供は必ず大人と一緒に出かけて欲しい。なお、自然の水にはミジンコを食べるワムシが入っている場合もあるので注意。
 枯れたワラを少し水槽に入れておくと、プランクトンなどが発生しやすい。ただし、夏場は水が腐りやすいので注意。枯れたワラにより、水が黄色っぽくなればOK。
 イースト菌を水槽に入れると、プランクトンやバクテリアのエサとなり、結果的にミジンコのエサが増えると言う。イースト菌はパン用の強力小麦粉(ドライイースト)が入手しやすく、食品売り場で売られている。
 その他では、グリーンウォーター(緑色になった飼育水)、クロレラ、藁煮汁、鶏糞、エビオス、ワカモト、メダカの粉末エサなど。
 エサを与える場合の頻度は3日~10日に1度程度。スポイトで少ない量を与えます。水温が低い冬は当然エサの回数め量を減らそう。

エアー

 ある程度酸素が水中に供給される環境はとてもミジンコに良い。
 エアーポンプを使用する場合は、吸い込んだりするろ過装置ではなく、エアストーンなどで単純に空気のみが送られるもので良い。ただし、水流には弱いので、小生は水槽が小さい事もあり、市販されている「酸素が出る石(1ヶ月)」を毎月1個投入している。
 コケや藻が生えていれば、自然発生する酸素だけでも大丈夫そうなので、ご自身の判断にて行って欲しい。

水質

 前述しているとおり、循環ろ過や水換えは不要。コケや藻が生えても、金魚水槽のように清掃は不要。そのままにしておこう。
 ミジンコ水槽の水は、原則として水が減ったら継ぎ足す程度で充分。ただし、飼育条件が悪化すると、ミジンコは耐久卵を作り死滅する。具体的にはpH6以下になると死滅するらしい。
 簡単に全滅することもしばしばあるらしいので、2つ以上の水槽でミジンコを飼育すると良いらしい。

繁殖

 25~28℃で一番繁殖する。20℃で繁殖停止。
 過密飼育になると繁殖抑制物質が排出され急激に減少するらしい。
 個体の維持が困難と判断すると卵を産むので、全滅したり、水槽の水が干上がってしまっても、再び水を入れると復活(繁殖)することがある。

総評

 ミジンコが増えてきたら、新しい水槽立ち上げて、分けると良い。
 減ったり全滅したら、別の水槽から分割させると良い。


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