新品レインコート(カッパ)が臭い・匂う~ビニールの臭いを消す方法(カビ取り方法も)

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新しく購入したレインコート(カッパ)・雨具の匂いが臭い場合に、ニオイを消す方法です。

まず、クサイ匂いの原因は、塩化ビニール(PVC)の場合が多いです。
買ったレインコートの成分表示を見て、PVC(塩化ビニール)と記載されている場合には、この塩ビが匂いの原因となります。

塩化ビニールは、プラスチックのバケツのように固い材料に対して可塑剤(柔らかくする材料)や安定剤などを配合すると、柔軟性があるビニールになります。
その製造工程で、どうしても匂いが生じてしまうのです。
しかし、PVCの匂いは空気に触れると、徐々に弱まってきますので、基本的には使用していくと、だんだん匂いも弱くなります。




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ただし、最初のキツイ匂いが、とても臭いと感じやすいのも事実ですので、下記では新品レインコートの匂いを少なくする方法としてご紹介いたします。

消臭スプレーなどをしても、ビニール相手なので効果はほとんどありません。
ファブリーズなどしても、匂いの元がばい菌などではないたる、消臭にはなりません。
そのため、空気に触れさせると言う事が、匂い軽減に繋がります。

風通しが良い日陰で2~3日干す

ケースやビニール袋に入っている場合には、出してまずは干しましょう。
ただし、可塑剤(かそざい)が揮発すると、ビニールは固くなってしまい柔軟性が失われます。
そのため、直射日光は避けてください。

一番良いのは、日陰の場所(もしくは夜間)で、風通しが良いとこに、2~3日(48時間~72時間)干すと言う事になります。
レインコートのズボンは途中で裏返しにするなどして、まんべんなく風が当たるようにできると更に良いでしょう。

ただし、普通の住宅やアパートなどでは、陰干しできる野外(屋外)は無いかも知れません。
その場合、扇風機を使って室内で干すと言うのも一考です。
しかし、部屋の中だとビニール臭さが充満して頭が痛くなると言う方もおられるかと存じますので、ご家族などがいる場合には配慮しましょう。

私の場合には、夜間だけ外に干すこと5日程度続けまして、匂いを少なくしました。
完全にニオイを取ることは難しいかも知れませんが、根気よく陰干しすることで、大幅に軽減できます。

どうしても、明日、レインコートを使いたいと言うような「緊急時」には、手元にあるファブリーズを使ってみましょう。

なお、何回も使用したあと、臭いな?と言う場合にはカビが原因のため、念入りに匂いを消す必要があります。

カビ臭い場合

カッパやレインコートがなんか臭くなってしまった?と言う場合、ぞうきんの匂いがするような場合には「黒カビ」が原因です。
レインコートは雨に濡れますし、雨は空気中の汚れも含んでますので、濡れたままにしておくと「カビ」が発生しやすくなります。
また、汗をかいたりすると、レインコートの「首」や「わきの下」あたりから匂いが発生する場合があります。
そのカビや汗が乾いたあとに細菌が繁殖した匂いは、雑巾が腐ったようなニオイを発する場合があります。

このカビの匂い消しには「みょうばん」の水溶液をスプレーなども良いのですが、てっとり早いのは「ファブリーズ」です。

ファブリーズをする前に、お風呂に入った際に、浴室でカッパにシャワーをかけて、1度「水洗い」(お湯洗い)しましょう。
レインコート全体(表も裏も裾も全部)にシャワーを流して、見えない汚れも流せると良いです。
そして、レインコートを「タオル」で適当に拭いて、残りの水分が乾くまで1~2日間、室内で乾燥させません。
※直射日光が当たらないように乾かしましょう。




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完全に乾いたら「ファブリーズ」を合羽の「内側」にスプレーします。
もし、匂っていた場合がわかるときには、匂いが出ていた箇所だけにスプレーでも効果があります。
そして、スプレーしたあとも乾燥させましょう。

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