魚すくいの金魚は療養を!【金魚の飼い方】


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金魚すくいの金魚は療養を!

 金魚はもともとフナの一種です。フナが突然変異により赤くなったヒブナを更に品種改良しました。
 このように中国にて2000年前から人工的に作らた文化がある金魚ですが、突然変異から発生した種を交配し続けた為、遺伝子的にも病気に対する抵抗力が通常のフナよりは弱いと言えます。

 金魚すくいで取った金魚などは、販路選別でいわば不合格となった個体であり、更に粗悪な環境での生活だったゆえに病気を持っている可能性がありますので、いきなり水槽に入れず、バケツなどにて塩水環境にして3日間様子を見ます。
 何しろ、金魚すくいをした時に販売主の情報はわかりませんので、ショップと違いクレームを受けないことから正直病気にかかっている金魚も多いです。
 シッョプで購入した金魚でも、不安がある場合は、状態を見て同じように療養させるとベストです。(小生はショップを信じてシッョプ購入生体は塩水にはつけていません。)


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なぜ淡水魚である金魚を塩水につけるのか?

 地球の生命は「海」が起源です。湖・川に住む魚も元は海で生活していたものから進化した動物です。人間の赤ちゃんもお母さんの体内では塩分が含まれる羊水で育ちます。
 人間が鼻を洗う際に生理食塩水を使用するのと同じで、金魚など淡水魚でも体調を崩している場合「塩水」に泳がせて療養するのが一番自然です。
 このように金魚を塩水に入れるのは塩分により細菌の繁殖を抑え、キズを消毒し体が衰弱するのを抑えるだけでなく、金魚体内の塩分濃度と同じにすることにより、体力の消耗を最小限に抑え、生体が持つ自己回復力を促進する自然療法となります。
 ただし、塩水につければすべての金魚の病気が回復すると言うことではありません。個体の免疫力・生命力にも左右されますので、自己回復できなかった金魚は元々弱かった、自分の所に来たときにはすでに手遅れだったとも言えます。

 塩の入った水は、金魚の場合、0.5~0.6%の塩分濃度。分りやすく説明すると、水1リットルに対して5gの塩となります。もちろん塩素を抜いた水に塩を入れます。
 水の量は500mlや1Lのペットボトルの空きボトルで量を確認したり、塩の量は少し誤差はありますが、計量スプーンで計ると良いでしょう。
 10リットルで塩50g。50gの量となると結構たくさんいるのでビックリしますが、それが適正です。
 なぜ0.5~0.6%の塩分濃度が良いかと言うと、金魚体内の塩分濃度と同じにする為です。
 体液の塩分濃度と、水中の塩分濃度が同じになると、体内と体外への水の行き来が少なくなり、金魚は快適に過ごせます。
 塩分が少ない水の中だと、水の水分が体内に入って行く為、余計病気が入りやすくなります。水の塩分が濃いと体内に入った塩分を外に出す濃度調整を行う為、余計に体力を消耗します。
 ちなみに人間が鼻の洗浄などに使う生理食塩水は0.9%です。適切な塩分濃度なので、鼻から体内に入ったり、出たりする水分の行き来がほとんどないため、痛みを余り感じることなく、快適に鼻の洗浄ができると言うことなのです。

 金魚すくいでビニールに入っている水は汚染されていると考えて良いので、できる限り使いません。金魚だけを手ですくって塩水に移します。
 水温に差がある場合は水ならしをしてから入れましょう。
 また、水量が少ない場合は、エアレーションをして酸素供給をする必要があります。ろ過してしまうと塩分が薄くなったりします。その代わりエアレーションで酸素を補給するのを忘れないで下さい。

 塩水につけている間は絶食にします。フンが増えるとろ過していない水は汚れ、病気のもとを増やすことになるからです。
 また、病気の魚は消化器官も弱り、食べても消化不良を起こしやすい状況なのて、絶食により腸を休ませ、体力を病気治癒だけに使う目的もあります。
 金魚は10日程度(稚魚は7日程度)何も食べなくても生き残れます。なお、魚は元気に泳いでいる印象があるかと存じますが、食べ物がないと、体力を維持する為に極力動かなくなります。余り動かなくても、問題はありません。ただし、指で突っついても動かない場合は、かなり弱っていると言えます。
 軽い病気ならこのように餌をやらないでおけば直ります。フンが見られる場合は、水が汚染され病気を悪化させることになりますので、できれば塩水は毎日交換します。
 水替えは特に水温に注意します。水温の急激な変化は金魚の体調を崩すだけなので、金魚にとってよくありません。人間だって、急に寒いところに行ったりすれば、体調を崩すときがあるのと同じです。0.1℃の違いでも金魚はわかるようで、調整能力がまだ弱い小さい金魚になればなるほど影響を与えます。
 この塩浴の3日間の間に★になる金魚は、自分の所に来た時点ですでに弱っていた運命と言えます=自然界では弱っていると逃げる力も弱いため、すぐに大型魚に食べられてしまいますので、その金魚は結局は同じ運命だったと言えます。

 3日後に病気があるかどうか金魚を確認します。
 金魚を透明ケースやコップなどに入れて「横」からよ~く観察してください。上から見ただけではわからない場合がありますので、必ず側面から金魚を観察します。
 問題がある場合や、よくわからない場合にはあと3日塩水環境を延長しましょう。以後は、絶食していればフンも余り出ないでしょうから水替えは不要です。すべてにおいて、水から水に移すときは水温合わせ忘れずに。なお、病気でもないのに淡水魚を常時塩水に入れるのは良くないですので、最大7日程度で良いです。
 もし冬場などで水温が20度を下回っている場合はできれば水槽用ヒーターで加温して28度~30度にすると療養効果が高くなります。

 水草は塩水だと枯れてしまいますので、水草が入っている水槽にて塩水療養をするのはお勧めできません。バケツなどで療養させると良いです。

 また、病気に対しては市販の薬も色々な種類があります。特に白点病などの場合、薬を使用した方が塩より効果がはるかに高いのは言うまでもありません。
 以上のような方法で、金魚すくいで取った金魚をほんとうに「金魚救い」してあげましょう。


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騙されたと思って1度、色々と検索して見てください。見るだけでしたら、無料ですのでね。

 

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コメント

    • 渡部 曉夫
    • 2015年 12月 20日

    尾びれ付近にやけどか他の金魚に齧られたような傷を発見しました。対処方法があればお教えください。

      • 高田哲也
      • 2015年 12月 21日

      お問合せありがとうございます。
      写真など、詳しい状況がわからないので、なんとも申し上げられませんが、カジられたような跡でしたら、別の水槽に隔離避難させてあげるしかないと思います。
      水槽内の状況によっては、どこかにひっかいてちぎれた可能性もあるかとは存じますが・・。
      お役に立ちませんでしたら、お詫び申し上げます。

  1. 2015年 7月 02日
  2. 2016年 12月 01日

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