「金魚ちゃんの飼い方 初心者編」では、本当に最低限必要なものだけをご紹介致しました。
このページでは、今ある水槽にあと5000円の予算の投資で更に金魚が快適に暮らせ、鑑賞にも適する内容をご紹介したいと存じます。
水槽準備の段階でお勧めなもの
底面フィルター
小生はろ過能力UPを「安く」できると言うことで、水槽の準備段階で購入しました。
底面フィルターは各社1000円前後です。しかも、砂利の下から吸い取るので、水槽の底に貯まる汚れた水も汲み上げるたけでなく、砂利を汚れた水が通過することになり、砂利がろ過剤の役割も果し効果的です。要するに、自然のミネラルウォーターのように、雨水が土壌を通ってキレイになり地下水となる原理と同じです。
小生はコトブキ工芸のトリプルボックス(上部フィルター)を使用の為、同じコトブキ工芸のボトムインフィルター(底面フィルター)を購入しました。
これは、コトブキ製の底面フィルターをコトブキ製の上部フィルターの吸い込み口と接続して、底面フィルターを通して水を吸い込ませる為です。コトブキ同士の接続には「接続パーツ」(K-121)が別途必要です。
なお、小さな粒の砂利は吸い込んでポンプを痛めますので使えないのと、一度、水を入れてから底面フィルターをセットするとなると大変なのが難点ですので、最初、水槽に砂利を入れる時点で導入することをお勧め致します。
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バクテリア
ほっておいても空気中などから入り、自然に発生するようですが、何もバクテリアがない状態からでは最低でも2~3週間かかるようなので、市販されているバクテリアで一番安い約300円の物を入れてみました。バクテリアにも色々な種類があり、それぞれ効果が異なるようです。
市販のバクテリアを入れてもすぐに効果が出るものではありませんので、よくわかりませんが、バクテリアの繁殖する層がある上部フィルター「トリプルボックス」での使用は最適と考えました。
約3週間もしたら、トリプルボックスのバクテリア繁殖層のろ材に茶赤い点々が均等に付いて定着しているのを確認しました。恐らくはバクテリアでしょう。着実にバクテリアは増えているようです。
水草
やはり水槽に「かざり」がなくては金魚も寂しいですし、水草は水が腐る原因となる水中栄養素や、二酸化炭素を吸収して酸素を出すと言う効果もあります。
ただし、せっかく購入しても枯らしてしまってはかえって水質悪化を招きますし、お金も勿体無いです。その為、初心者でもほとんど手入れ不要で育つ下記の水草がお勧めです。
アヌビアス 600円前後 二酸化炭素不足な水槽でも、また光が少しでも育つ丈夫な水草
ウィローモス 1000円前後 エビ類を入れるなら、稚エビの隠れ家に必需品。弱光OK
アナカリス 400円前後 こちらも光が弱くても育つ水草。鉛やマットを外してジャリに植える
水草と水槽の側面の狭い隙間は、魚が夜寝る際の安心できる場所や、イジメられる小さい魚の避難場所にもなり、水草は魚の為にもなります。
アヌビアス・ナナは、丈夫な水草で日光があまりあたらなくても、また二酸化炭素を添加しなくても育ちますので、1番オススメできる水草です。100円シッョプで買える小鉢に入れると見栄えも良くなります。
アナカリスは金魚が葉を食べやすいです。小生はエサを少な目にあげたら、パクリと1本食べられてしまいました。また、金魚が強く吸う力や泳ぐ水流などで、アナカリスが底から抜けてしまいます。抜ける度に、植えつける作業はとても面倒なので、できれば市販されている水草用の重しを使用する事をオススメします。
なお、人工水草も多数ショップで売られています。抜けたりするのが面倒な場合は、人工水草も良いですが、最初は結果がどうであれば、経験の為に本物の水草を試してからでも遅くはないと存じます。
バックスクリーン
水槽の裏側一面に貼る写真のようなものです。
これがあるとないとでは、やはり水槽の見栄えが変わります。バックスクリーンは60cm用タイプがほとんどですが、大きなショップに行けば45cmタイプ、90cmタイプなどもあるかと存じます。
背景を黒系統にすれば、赤い金魚や美しい色の魚は、よりキレイに見えます。
大きさにもよりますが、1枚200円~800円といったところです。
インターネットで探してカラー印刷し使用されている方もいるようですが、小生はインクがそのうちにじみそうで、そこまではしませんでした。
アクセサリ
河原で拾ったちょっとした石でも良いです。ジャリに違う石が加わるとそれだけで見栄えが良くなります。
流木など自然の木・枝を入れる場合は、沸騰したお湯に数時間つけて「あく抜き」をしましょう。水槽内であくが出ると魚の生命にキケンが及びます。
小生は子供が拾ってきた数個の石と、購入した備長炭を枝かわりに入れています。
余計な毒や害虫が水槽に入らないように何か入れる際には、必ず水洗いしてから入れて下さい。ただし、自然の石は軽く洗う程度が良いかも知れません。自然界の物にはバクテリアがついているからです。ただし、汚れはきちんと洗いましょう。備長炭も水に少しつけておいてから入れました。
残りの予算で気に入ったアクセサリを購入して水槽に入れてみましょう。
特に水草は余計な害虫などがつかないよう配慮もされています。(ただし、生き物ですので100%駆除はできないことは念のため記載しておきます。)近所に販売店がない場合などには、交通費を考えると通販のほうが安いですね。
楽天に出店している専門店「チャーム(楽天)」さんはアクセサリ類も豊富です。