金魚すくいの金魚にお勧め唐辛子殺菌【金魚の飼い方】

「金魚すくいの金魚にお勧め唐辛子殺菌【金魚の飼い方】」のアイキャッチ画像

金魚すくいの金魚はすぐに死ぬ?

 お子様が縁日などで金魚すくいをして持って帰り、あわてて水槽などを用意したと言う方もいらっしゃるかと存じます。

 テキ屋さんですくった金魚は、その時点では元気に生きているはずです。
 しかし、生きているのに家に持ち帰ると、すぐに死んでしまうことが多い訳です。
 理由としては、毎日すくいポイに追われる生活で、極端に体力を消耗したり、ケガをしている。水質環境が良くないなど様々な要因があります。
 そんな金魚たちへの先入観か、よく「金魚すくいの金魚はすぐに死んでしまう」と言う話を耳にします。実際、小生も金魚すくいの金魚の一部がすぐに死んでしまう失敗をしています。でも、これは金魚への小生の対応のマズサもあったことも原因の1つと考えており、★になった金魚には申し訳ありませんが大変良い経験をしました。
 生き残った金魚が今でも実際にいますので、結論から述べますと金魚すくいの金魚はすぐ死ぬのではなく、飼育方法が間違っており「我々飼い主がすぐ死なせてしまっている」確率の方が高いと言えるのではないかと存じます。
 熱帯魚の飼育や、ショップで購入した金魚はなかなか死にません。それは「すくっていない」からなのです。最初から「飼うんだ」と言う、飼い主自身の気持ちが異なるからです。そんな飼い主は時間を掛けてよく勉強したりもします。 
 極論から申し上げますと、金魚すくいの金魚を★にしない為には、経験と適切な対応と努力・きちんと飼育すると言う意思が必要と言うことだと小生は考えております。
 是非、当方のサイトだけでなく幅広く金魚の飼育を学ばれて、金魚と共に歩んで頂くことを願っております。




スポンサーリンク



金魚すくいの金魚を本当に救って(すくって)あげよう

 金魚すくいの金魚は大抵、高級金魚養殖の選抜で落第と判断された個体で、最初から弱っていたり、病気を持っていたり、ケガをしていたり、見栄えや体型がよくなかったりと、養殖業者が売る商品として失格と判断した個体です。
 このように金魚すくいでやってきた金魚は、生まれながら不運な運命にあります。
 それだったら、縁があり飼い主になったあなたが改めて「救って(すくって)」幸せにしてあげる努力をしてはいかがでしょうか?

 縁日の金魚は基本的に「白点病」と言う病気に掛かっていると仮定して小生は対応しています。
 家に着いたら透明で屈折がないケースやコップなどに入れて、まずは金魚を丁寧に観察。上から覗いても良く分りませんので、必ず横から泳ぐ姿を観察して下さい。
 背びれなどに白い点が何個もあれば、すでに白点病に感染しています。白点病のサイクルは4~5日程度ですので、この初日の時点で病気が見つからなくても、病気に掛かっていると仮定して数日間「療養」(トリートメント)してもらいます。

 病気が確認できない時は、仮水槽を用意して唐辛子を入れた水に新しい金魚だけ投入し隔離します。もちろん、すべてにおいて水は「カルキ抜き」して下さい。
 水10Lに対して唐辛子1本を使用。唐辛子は100円ショップなどで購入すれば良いです。
 鷹の爪(唐辛子)に含まれるカプサイシンの強い殺菌作用を利用する手法な為、入れすぎは酸欠を招き金魚の生命を脅かせますので注意。
 唐辛子(鷹の爪)適当にハサミで切る。もしくは最初から輪切りになっている唐辛子を使用して、日本茶や紅茶用のティーパックのような網状の袋などに入れて袋から出ないようにして、水につけます。
 袋に入れないと唐辛子は水分を含んで水底に沈み、細かくした唐辛子は大きな水槽だと回収が難しくなり、後日水質悪化を招きます。
 入れた袋にカビやコケてきたら交換時期(終了)です。
 ちなみに唐辛子を入れても生体や水草には基本的に無害ですが、珍しい生き物や変わった生き物が入っている場合は、良く調べて注意して下さい。

 主な療養・トリートメントは5%~6%の塩水で様子を見る方法が一般的ですが、塩量のはかりが適切に出来ない場合などには、唐辛子を使った方がラクで分りやすいと言うことで、小生は唐辛子を採用しています。
 仮水槽の水は、フンなどが底に貯まっていたら毎日水を交換しましょう。
 もちろん、仮水槽で特に水量が少ない場合にはエアレーションは忘れずに。

 上記の状態で4日間以上過ごさせますが、エサはあげません。エサは別項でもご紹介していますが、約1週間あげなくても大丈夫です。
 エサを与えなければ、フンもしなくなりますので、少しの水でも水質悪化を防げます。

 4日目に金魚を透明のケースに入れて泳いでいる姿を良く観察します。手に持って観察すると、金魚が跳ねたりして結局良くわかりません。金魚の体、特に尾びれなどに異常がなければOKですが、金魚すくいでやってきた場合、この時点で大半は病気が確認できると推測します。
 尾びれなどに直径1mm程度の白い点が無数または少しある場合は「白点病」の疑いがありますので、白点病のページを参考にして下さい。

 このように、金魚すくいで取った金魚を飼育すると言うことは、結果的に薬やら色々揃える必要もあり、ショップで買うより、300円などの遊戯料は割高ですし、初期の金魚の世話に手間と費用が掛かりますので、小生のように子供と一緒に飼うなどの目的がない限りは、シッョプの金魚を購入した方が得策です。
 大人の方がどうしても金魚すくいを楽しみたいと言うのであれば、通販で「すくいポイ」を購入して、ショップで買ってきた健康な金魚を家の洗面器などに移して、楽しんだほうが、トータル的には安いような気がします。あじけないかどうかは別として・・・。


水槽用品類や熱帯魚などの生体も「とても」安く手に入るのは→「チャームさん」
騙されたと思って1度、色々と検索して見てください。見るだけでしたら、無料ですのでね。