100円ショップで売られている物を「水槽」として代用活用【ミナミヌマエビ】

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ミニ水槽

 あまり設置場所に余裕が無い我が家では、水槽はできる限り少なく抑えたいところ。
 一番よいのは現在中心として使用している45cm水槽ですべて飼育できれば良いのですが、ミナミヌマエビにとって金魚との混浴はあまり良くないと判断し、ミナミヌマエビを隔離することを決意しました。
 では、どうやって隔離しようかと色々と考えました。

 採卵器やペットボトルなどを使用してスペース設けようかと考えましたが、さすがに45cm水槽にそのようなスペースを作るとそれだけで30%近く占有してしまう為、常時設置としては困難と判断。
 また、小型水槽を購入すれば簡単ですが、また水槽が増えたと言うイメージになってしまいますし、昆虫用のプラケースでも設置上の関係で我が家では適さない状態です。それに外掛けろ過などをすれば、更に電気代が掛かります。
 その為、今回のこだわりとしては、45cm水槽の上部フィルターの上に「ポン」と簡単に載せられる程度と、細長い透明ケースで水量は1~2リットル程度と設定しました。
 そして出た案が下記。

(1)ろ過器は投込式で一番小さな物を使用
(2)ペットボトル水槽を自作する
(3)水槽代わりになる透明ケースを探す




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 (1)ろ過器

 最近は小型の外部ろ過なども発売されています。しかし、使用すれば電気代が掛かります。かと言ってできればろ過はしたいです。その為、投込み式フィルターの小型タイプを購入しました。カメなどに使用する低水位でも可能なタイプのGEXのロカボーイ・ミニで300円くらいだったと思います。エアーポンプからの空気を分岐して送るだけなので、新たな電気代やポンプ購入は不要で、もっとも安くろ過できる方法でもありました。そして、ミニ水槽の底面には「ろかジャリ」を薄くひいて浄化作用を高めることにしました。
 しかし、飼育数が多いのか、エアー量(水流)が弱かったのか、実際に運用開始してみると水質が悪化する一方だった為、結局ろ過方法を見直すことに。
 結果的にろ過能力が高い、外部フィルターと外掛け式フィルター改良版を現在は使用しています。
 少ない水量に対してろ過能力が充分なので水質悪化はなくなりました。

 (2)ペットボトル水槽を自作する

 ペットボトル水槽は、メダカを飼育する際などに小学校などで良く使用するみたいで、インターネットで検索すれば作り方なども出ています。
 2リットルのペットボトルを寝かして、上部に穴をあけて使用する。
 最もコストが低いですが、透明部分が平らではなく、もともと強度を保つ為デコボコしている為、観察するには適しません。その為、数百円程度の出費なら辛抱できると言うことで、100円ショップを物色し、水槽代わりになるものがなければペットボトル水槽にする方針にしました。

 (3)水槽代わりになる透明ケースを探す

 100円ショップのダイソーには透明プラスチックの「金魚ばち」が売られていますが、小生のとってみれば「フチ」のひらひら部分が余計でして、変にスペースが必要です。四角水槽のようにスッキリしていると良いのですが・・。その為、水槽代わりになるものを物色することに。
 程よさそうなプラスチックケースはありますが、いずれも色がついていたり、透き通っていない白色であったりと、透明なケースはなかなかありません。
 しかくなく、キャラクターやホビーなどを提示する目的で売られている「コレクションケース」コーナーに行きました。コレクションケースは逆さまに使用すれば立派なプラスチック水槽になります。ただ、難点なのは大きさによって価格が200円、300円と100円ではないこと。500円以上するなら、強度的にも昆虫用のプラケースのほうが良いと言うことになります。
 でも、今回は上部フィルターの上に設置できそうな細長い良い物がありました。200円(税別)です。
 欲を言えば、もうひとまわり大きいと良いのですが仕方ないでしょう。
 細長いコレクションケースと、地震対策として、シールになっている防振ゴムのようなものを100円シッョプで見つけてすかさず一緒に購入しました。防振ゴムはプラスチックケースの底に貼って落下対策もOKです。

ニ水槽1号にお母さんミナミヌマエビ

 ミニ水槽1号は以前、ミニサイズの投込み式フィルター「水作ベビーエアフィルターミニ」やGEXの「ロカボーイ・ミニ」を使用していたが、水質が悪化する一方だったので現在は、ろ過装置として、薄型でスッキリしているニッソーの外掛け式フィルター「フラットフィルターS」(改良版)を使用。
 このフラットフィルターは活性炭でろ過(浄化)する為、定期的に活性炭を交換する必要がある。その為、手間やコストを考えて生物ろ過に改良することに。
 付属の活性炭ろ過を1回も使用せずにまず撤去。フラットフィルターは上部から水槽に水を流す構造の為、充分ろ過する為には、ろ過ケースの下部に吸込んだ汚れている水を持って行き、上部に流れるような仕組みにしなくてはならない。
 その為、エアーホースを代用して適切な長さに切り、吸い上げた汚れた水が、まずろ過ケースの下部に行くように改良。そして、その水の出口に市販のマットを適切な大きさにカットして入れて、マットの上にリングろ材を入れた。至って簡単な改良。これだけなら、皆様も簡単にできると存じます。
 ただし、ミニ水槽1号は高さが10cmしかない為、吸込口の長さが長すぎる。その水槽側の吸込口を糸ノコでカットしてちょうど良い長さに。更に吸込口にはスポンジをかまして、稚エビの吸込み防止&更なる+生物ろ過にしました。
 スポンジはいろいろ試したが、エデニックシェルト専用プレフィルターセット交換用スポンジ S-2418 が大きさやストレーナーの太さなどに最も適していると判断。
 ミニ水槽1号は、ミナミヌマエビの繁殖用にと産卵・稚エビ専用水槽とし、通常期はメダカ専用水槽としています。
 ミナミヌマエビの産卵・繁殖にて詳しくご紹介しています。

ミニ水槽2号にミナミヌマエビたち

 ミニ水槽1号のミナミヌマエビ。少し大所帯となりましたので、1まわり大きな約2.5リットルのミニ水槽を追加しました。
 水草はウィローモスを4cmX17cmくらい、アナカリスを2本、サルビニアが1株といった所です。
 しかし、立ち上げて2週間、水が黄色っぽく薄く濁った状態が続き、ミナミヌマエビも★になるのが続出。いっこうに水質が改善されない為、砂利をよく観察したら砂利が「灰色」に一部なっています。
 砂利が灰色になっている場合は「ヘドロ」です。エビは水質悪化に弱いので、この間何匹か★になっていました。稚魚が発生した場合を考慮して、小型の投げ込み式フィルターだけのろ過に頼って開始したのが失敗だったようです。
 ミニ水槽2号をリセットし、ろ過能力を改善することに。
 色々検討した結果、スドーの外部フィルター「エデニックシェルト V2」をメインろ過として採用。更に吸込口をニッソーの底面フィルター「スライドベースフィルターミニ」に連結して、ろ過能力を大幅に向上させ、砂利は「ろかジャリ」を使用しました。これで強力なろ過能力を有した約2.5Lの小型水槽となりました。
 多少、エサの残りが水底に沈殿しても、数日後にはキレイに吸い取られているようです。
 エデニックシェルトは消費電力3Wと省エネタイプで、外掛けと異なり、薄いプラケースにも重量負担を掛けないので、耐久性においても満足です。音はほとんどしません。
 水槽に注がれる水量がミナミヌマエビなどにはキツイので、排出口を水中から上に向けて少しでも緩和する作戦を取っています。

ミニ水槽概要

 小生のミニ水槽は、それぞれ水槽の大きさが異なるだけで、使用器具類に大差はない。
 水深が10cm前後と浅いので、メダカやミナミヌマエビなど2~3cmk生体飼育に適している。
 1~2リットルと言う、少ない水量の中に何匹も投入している為、外部フィルターや外掛け式フィルターと水質浄化能力を高めた形をとっている。
 コレクションケースを使用した水槽は細長いので、例えば、窓際のちょっとしたスペースやなどに置ける。小生は45cm水槽1号の上にポンと置いているので、新たな場所も必要ない。
 また、透明ケースの為、バケツや衣服用ケースなどと異なり鑑賞目的にはとても良い。

 ミニ水槽1号

 ミニ水槽 コレクションケースを流用 (210円)
 ろ過 外掛け式フィルター ニッソー「フラットフィルターS」 生物ろ過に改良して使用
 エアーポンプ 既存のポンプより分岐
 砂利 ろかジャリ
 水草 ウィローモス、アナカリス

 ミニ水槽2号

 ミニ水槽 コレクションケースを流用 (420円)  横30cm、幅10cm、高さ12cm
 ろ過 外部フィルター スドー「エデニックシェルト V2」
 ろ過 底面フィルター ニッソー「スライドベースフィルターミニ」※外部フィルターに連結
 砂利 ろかジャリ
 水草 アナカリス、ウィローモス、アヌビアス・プッチー、

 スドーの「エデニックシェルト V2」は6000円位する高価な外部フィルターですが、Amazonで購入したら安く買えました。

 q?_encoding=UTF8&ASIN=B000E1CCJW&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=sysj999-22

 2008年からは、電力を極力使わないで、温暖化防止に少しでも貢献しようと、ミニ水槽1号とミニ水槽2号は使用を中止して、45cm水槽を「仕切り(セパレート)」して、45cm水槽の左に金魚、右にミナミヌマエビやメダカ類と、1つの水槽に集約させてみました。
 これにて電力では約2分の1の節約になっています。飼育も1つの水槽にしたことで、管理もしやすくなりました。


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